寺田寅彦
大正から昭和初期に活躍した物理学者と文学者、寺田寅彦の随筆。研究と研究者を取り巻く環境、研究と社会との関わりについての記述は、現代とあまり変わらないことに驚かされる。また、当時の最新技術である「映画」に対する評論や、浮世絵を数学的に解析しようとしたり、伝承されている怪異を科学的な目で見ようとしたりといった箇所は、非常に楽しく読める。現在の最先端技術を、寺田寅彦先生だったらどのように捉えるのだろうかと思いながら読むのも楽しいだろう。 (岩波文庫)
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